異世界転生ものは最近よくあるジャンルですが、
老女が少女に転生した、しかも異世界でなく現代でというのは珍しいケースでしょう。
幼稚園児のひなたちゃんは実は88歳のおばあちゃんが記憶を維持したまま転生した姿。
幼稚園の先生が風邪をひいたので、おばあちゃんの知恵で風邪によく効く「大根あめ」をつくりますが、先生の風邪が治ったため、風邪をひいた友達に食べさせてあげます。
その友達におばあちゃんの生まれ変わりである可能性を指摘され、
自分が何者かということに気が付くひなたちゃん。
大根あめのお礼にミントガムを貰いますが、おばあちゃんの味覚には合わない様子。
その後、別の友達に砂のお城作りで勝負するよう言われますが、
その女の子が人を指さす癖があったため、注意して泣かせてしまいます。
砂のお城作り勝負は名古屋城のような立派な城を作ったひなたちゃんの完勝。
お昼寝の時間にはおばあちゃんならではの圧倒的包容力で、クラスメイトに子守歌を歌ってあげます。
午後からは陸上で勝負ということになりますが、
先のミントガムをくれた女の子が転んでしまいます。
たんこぶが出来たようで、たんこぶによく効くという砂糖水を作ってあげるひなたちゃんなのでした。
おばあちゃんの知恵を発揮する幼稚園児という発想が新しく、異世界転生ものとはまた違った魅力のある本作。
少女の可愛さは勿論のこと、おばあちゃんの懐かしさのようなものも感じられる良作だと思いました。
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老女的少女ひなたちゃん1巻
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