橘玲 無理ゲー社会 書評


橘玲氏の書籍で繰り返し書かれてきていることであるが、
本書でも「格差」について強く書かれている。
収入の格差、性愛を獲得できるかというモテの格差、
それらでいずれもカースト下位にある者たちの無理ゲー的生きにくさ。

そうしたものを中心に書かれている本書であるが、
貧困層の白人が陥りがちな絶望死について読んだ際はとても衝撃的であった。
かつては黒人を差別する側の黒人であったが、今では白人であることにしか誇りを持てないという層もいるようだ。
知っての通り、今はオバマ氏のような、黒人大統領も誕生し貧困層の白人は存在意義を失いつつある。
トランプ大統領が彼らの熱狂的な支持を得たというのも白人至上主義的であったからだという。

また、性愛を一切得られない男性、所謂「インセル(不本意な禁欲主義者)」についても深く書かれており、
日本で無差別殺人を起こした二人の男性(秋葉原の歩行者天国の事件など)とその経緯についても詳細が載っている、
この部分だけでも本書を購入する価値があると思う。

格差は先進国でも深刻なものであり、特にアメリカや日本ではその影響が色濃く出ているといえるだろう。


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